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盆栽村の掟のこと

秋になりました。
空は青く空気は澄んで気持ちのよい季節。
そんな秋の休日には、盆栽町を訪ね、盆栽の秋を眺めるお散歩にでかけたくなります。
各園をめぐる前に、今日はドキドキするような盆栽村の掟のお話を。
のぼり小.jpg
▲盆栽村のお祭りの日にたっていたのぼり(本文とは無関係です。スミマセン)
【盆栽村の住民協約】
一.ここに居住する人は、盆栽を10鉢以上持つこと
一.門戸を開放し、いつでも誰でもが盆栽を見られるようにしておくこと
一.他人を見下ろし、日陰を作るような二階家は作らないこと
一.ブロック塀を作らず、家の囲いはすべて生垣とすること
2階建てをつくらない、いつも門戸を開放するなどは、
住民みんなが守るためには、かなり難しい掟です。
新しい住処をつくるとき、私たちは何を考えるか。
通勤に便利なところ、機能的なキッチン、子供一人一人の個人部屋、等々・・・。
勿論、大切なことかもしれませんが、
それはどうしても自分とその家族のための暮らしを考えたものになってしまいます。
でも、この盆栽村には、盆栽の美をたのしむという、そのことのために、
このような掟をつくり、守ろうとした人々があったということ。
そして、実際に掟を守り、この町をつくったということ。
それは日本のまちづくりの中でも、素晴らしいことなのではないか、と思うのです。
勿論、今ではこの掟はありません。
でも、盆栽村を歩いていると、美しい小さな平屋の家を、いくつか発見することができます。
そんな家々には、決まってきれいに刈り込まれた生垣や
枝ぶりのよい赤松などがある小さな庭があり、
気持ちよく暮らしている様子が窺えます。
そして、通りすがりに得意の横目でちらりと覗いてみると、
縁側のあたりに盆栽らしきものが置いてあったりすることがあり、
盆栽村の掟ファンの私としては、「きっと開村当初からあったおうちだわ!」
と勝手に胸をときめかせたりしているわけなのです。
だから(?!)、盆栽村のお散歩のときは、この素敵な村の掟やこの村の成り立ちを、
どうか耳をそばだてて、感じてほしいと思うのであります。
※盆栽村の掟については、
平成14年発行「盆栽村―大宮盆栽村開村80周年記念誌」を参考にしました
(図書館などで閲覧できますヨ!)

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